とある結論への道。その3

書きおわって、読み直してみれば、どうやら片手落ちだったので、さらに追加。
結論に至る道はとても長く、未だ道半ばだ。
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「受け入れること」
これが大切なのだと、言う。
たしかに、そう思う。
受け入れられないと思う事は、とても辛い。
しかしながら、実際には受け入れは何を生み出してくれるわけでもなく。
むしろ、受け入れを求める側の未熟さの露呈でしかなく、受け入れることは受け入れる側にも受け入れを求める側にも痛みをともなう。
だから人は、素直には受け入れを求めない。
求めたとしても、自分から受け入れを求めているわけではないようなそぶりをする。
今の世の中では、受け入れを何のためらいもなく求められるのは、小さな子供だけだ。
子供は、自らの未熟さを意識する事無く、親や周りの人に対して、簡単に自分を一体化出来ると思っている。
そう、人はそれぞれ別々の存在なのだということを知らない。
だからこそ、何の恥じらいも無く、人に受け入れを求めることが出来る。
大人になると、人と自分が一体でないことを知り、そしてまだ一体になれない事を知るがゆえ、受け入れに痛みをともなう。
子供のように、受け入れを求められないがゆえ。
そして、自分と他人を別つ「エゴ」に気づくがゆえ。
だから人は、素直には受け入れを求めない。
求めたとしても、自分から受け入れを求めているわけではないようなそぶりをする。
 
 
人を信じることは大切なこと。
誰でも、そんな言葉を聞かされて育ってきているはずなのに。
大人になると、人を信じることが出来なくなっている。
だから、人は、受け入れを必要とする。
 
母親から拒絶されたことから人を信じられなくなるのか。
父親から無理難題を突きつけられたことから人を頼らなくなるのか。
なぜ、そうなるのかはそれぞれにおいて違うことではあるのだろうが。
結果として、人を信頼できなくなってしまったまま、人生を過ごしている人が、ことのほか多い。
 
はじめから相手を信頼することができれば、何も受け入れなど必要ない。
お互いが相手のことを信頼できるもの同士なら。
初めて会ってからでもそれほど時間を必要とせずに、いろいろなことを話せるようになる。
 
本当ならば、そうなれるように育ってほしいがために。
人を信じることは大切なこと。
そう教えられて育っているはずなのに。
なかなか、そう育つ人はいない。
 
人と人とのコミュニケーションの中に求められるのは、真には、対立であって。
和解なんかじゃない。
コミュニケーションは、対立した考えの中から、何が正しいのかを導き出すために行われる行為であり。
相手を受け入れたり、相手に受け入れてもらったりすることじゃない。
そんな「あたりまえであるはずのこと」が、なかなかうまくいかない。
 
 
「受け入れること」
これほど、お互いにとって無益なものも、それほど無い。
本来あってほしいのは、その先にあることなのだから。
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とある結論への道。その3 への2件のフィードバック

  1. ♪ねこねずみ♪ より:

    こん**は~!(^^)/
     
    なんだか、難しく考えているようですね。
    わからなくもないけど。
     
    正反合・・・アウフヘーベン・・・なんていうのがあったよねえ。
    倫理学だか論理学だか忘れたけど。
     
    「受け入れる」というのは、「聞く耳を持たない」の反対だと思えばいいのかなと思ったり。
    (上の文は、「受け入れる」≒「聞く耳を持つ」と言いたい。)
     
    人を信じられなくなるのは、自分の予想とちがう反応をされるからかもしれないよ。
    イジワルではないんだけど、ちょっとからかったりすることがあるじゃない?
    そういうときにね、信じられないって思うのかも。
    すべて、人のエゴなのかもしれないね。
     
    なにが言いたいのか自分でもわからないやぁ~。
    でも、雄猫さんの言わんとしていることは、心に響く。
    ただ、それもすべて正しいというわけではないと思いつつ。
     

  2. tomcat より:

    こん**わ^^さて、応答が遅れました・・・。とりあえず、全部か気負えてからの方がいいかなと思ったので。まぁ、これがすべて、という訳でもなく。きっと、まだ道半ばだと思っています。どうしようもなく長い道で、まだまだ先は見えない、と言ったところでしょうか。ここ2、3年で勉強したり考えたりしていたことの、途中経過、ですね。きっと、何が正しいのか、って。その人その人に回答があるんだとおもうんですが。それでさえも、死ぬときまで、わからないのかもしれませんね。

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